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2週間程前のこと。 友人夫婦に誘われアローザからダボスまで途中山小屋で一泊してのハイキングに誘われました。 一泊なので、宿泊に必要な荷物は30リットルのリュックサックに詰めてCarloに背負ってもらい、私は犬のKOIちゃん担当。 Arosaの素晴らしい景色を見ながらのハイキング。 しかし思ってたよりも道が険しい。 これハイキングっていう感じじゃないなー。 道幅が大体20㎝あるかないかなのよね。 で、ある時点で牛がその道にふさがるように立ってた。 とうせんぼだもんね。 モウーー。 しかたないので犬を抱えて、山の斜面、しかも道がないところを横切って、ようやく牛をやり過ごし、犬を下した、その瞬間。 ずっと抱っこされてたKOI、あらぬ方向に行こうこうして、それを「ちょっと待って!」と方向を変えた瞬間。 足がぬかるんだ石の上で滑って。 ポキッツ。 って。 今の音なに? ねぇ。 KOIちゃん。いまの音、私の足から? 痛いけど、そんなに痛くないんじゃない? 捻挫かな? でも捻挫って音しないよね。 折れたの? 折れてるの? しかし、相変わらずの20㎝幅の山道。 座れるような気の利いた場所もなく。 こんなとこで座り込んでても後ろから歩いてくる人たちに非常に迷惑。 ってことでどっか座れる場所に移動しなくちゃ。 とKOIを連れて足を引きずりながら100メートルほど歩くとようやく腰が下ろせそうな岩をみっけ。 そこで座って待つこと10分。 ようやく後ろからCarloとお友達夫婦が追い付いてきました。 Carloに「なんか足の骨、折れたかも。」と告げるも、なかなか本気にしてもらえず「えっ?いや、捻挫ちゃうの?」と。 Carloの友人のUさんも「いや、折れてはないやろ。」と言う。 そういわれてると、「折れてないかも」って暗示にかかってきました。 とりあえずもうちょっと広いとこに移動しようとなった時、前よりも数段歩けなくなってました。 「あれー。さっきはちょっとでも歩けたのに。」 しかたがないから怪我してない方の足で、ケンケンです。 やっと平原っぽいとこに来て、腰を下ろし、「さぁ。どうしよう。」となった時、 「私、多分先にも進めないし、後にも戻れないっぽい。」と告白すると、それでもスイスの軍隊に行ったCarloとUさんに「上のレストランまで行ったら、そこのレストランに車があると思うから、そこまでも頑張れない?」と言われ。 「そのレストランってどこ?」と聞いて、指さされた場所を見て、 ぜってぇームリ だって、遥か遠くに見える。 見える=ここよりもまだ登っていくってことやん? 「ごめん。 私、離脱したいです。 ヘリコプター呼んでちょーだい。」と懇願(ふつう、こんなに懇願しないと呼んでもらえないんですかね。 鬼軍曹) 我が家は一応「REGA」の会員になっていて、毎年更新の時は「あー。この会員って意味あるん?払い損?」って思ってたけど、意味、あったようです。 しかしさすが鬼軍曹(Carlo)、こんな時に限ってREGAカード忘れてきてます。 「電話番号なんやったっけなー。」と。 しゃーないので消防に電話して教えて頂くっていう、おマヌケ。 お電話して状況を伝えると「出血したり、嘔吐したり、気を失ったりしてないんですね? 今、すっごい混んでるので行けるようになったら折り返し電話します。」 というお返事。 今までの会費、返さんかい! 30分くらい待ちました。 待ってる間、KOIは私が苦痛に顔を歪めるのが怖いのか、めっちゃ遠巻き。 友達の奥さんEさんはあまりの待ち時間に笑けてきてます。 やっとREGAご到着。 担架で運んでくれるのかと思いきや、周りに小川が流れてたりで、二人のおっちゃんから両脇抱えられ、足を持ち上げられる、なんともヘンテコスタイル。 ヘリに乗り込むとドクターも待機。 多分、道で会ってもなんも思わないだろうけど、こういう場面では3割増しに恰好良くみえます。 ヘリコプターに乗れたのは私だけ。 軍曹とお別れの時の一言「なんか分かったら電話して。」 着いた病院は「グラウビュンデン州立病院」 グラウビュンデンの州都クールにあります。 ヘリコプターから救急ユニットに移されて、すぐに氷を当ててもらいました。 それからX線撮影。 ドクターが来て「昨夜のおかずは肉じゃがでした。」って言うのと同じくらいのあっさりしたノリで。 「腓骨が折れてますね。 今から手術してプレート入れましょね。」と。 思わず「今からって、今日の今から?」っていうヘンテコ質問返し。 この日は本当に救急で運ばれる人が多かったらしく、初めはユニットみたいなとこに入れてもらってたのに、手術決まったら、なぜか廊下で待機。 しかも廊下で来てた服から手術着に着替えさせられ。 ここでようやく鬼軍曹(Carlo)に電話。 さすがに骨折してることを告げると、「えーーーっ。」とびっくりした様子。 先生に電話を代わってもらって説明してもらいました。 手術担当の先生が来て、これまた「まぐろは中トロが美味しいよね。」くらいのノリで手術の説明。 「チョコパフェとプリンパフェどっちが好き?」のノリで「局所麻酔と全身麻酔どっちがいい?」と。 私は盲腸を切った時に局所麻酔でかなりイヤな思いをしたので、全身麻酔でヨロシコ。 「最後にご飯食べたのは朝の7時半ね。 まっ。大丈夫かーー。」って。 えっ? 大丈夫よね? 手術は2時間くらいかかって無事終了。 そのあと私は全身麻酔なので、なーんもわからず。 終わったらこんな感じになってました。 4日間入院して、チューリッヒに戻ってきました。 因みにグラウビュンデン州立病院はドクターもナースも皆さん優しい人ばかり。 お食事も普通に美味しかったです。 今、両杖状態。 杖は事故から6週間は使えと言われてるのですが、当然のことながらかなり不便。 しかし・・・。 8月の終わりから2週間。 とあるアジアリゾートへの旅行が控えてるの。 この杖と共にフライトか!? とりあえず「お大事に」 にほんブログ村 #
by ricocarlo
| 2016-08-07 18:35
| プチニュース
半年ぶりの天ぷらレッスンです。 このレッスンはレギュラーのレッスンではなく、日ごろ参加してくださってる方が、グループを作って申し込んでくださってます。 なので不定期。 4-5人のグループを作って申し込んでいただければ、随時開催となります。 ただ、天ぷらレッスンといっても粉はあくまで「●●のいらない天ぷら粉」を使っています。 こちらのWeissmehlでは限界があります。 一応製菓の勉強しているので・・・ワタクシ。 無理なものは無理なんだってば。 かりっと感を出すために、ビールや炭酸水入れてみたり、卵白入れてみたり。 だからぁ。それ天ぷらじゃないから。 フリッターだから。 で、天ぷら粉使うことは予めご了解いただいて。 じゃ。なんのレッスンかというと。 材料によっての温度の設定とか、揚げ方の見極めとか。 あと、「こちらで手に入る材料を使って」というのが一番の肝。 案外いろいろ遊べます。 今回も定番から変わりネタまで10品。 最後の〆は天ばらで。 また、自分では揚げたくないけど、食べるだけ。というご希望もOK。 にほんブログ村 #
by ricocarlo
| 2016-06-19 18:27
| Cooking
5月の料理は中華料理をしました。 香港の師匠(怖い)に習ったシュウマイや台湾で習った(先生ムチャ優しかった)など、思い出がいろいろ錯綜するメニューです。 ● 鶏肉と生姜のおかゆ 通常のスイスだと、このころから暖かくなってくるので、お粥どうかなぁーと思ってたら、毎日寒くて、寒くて。 って今でも寒いね。 ● 香港式海鮮シュウマイ 香港の師匠に「材料の切り方がそろってない」とお叱りを受けた一品。 その恨みを晴らすかのように、参加者の皆さんに、材料の切り方が大きいと注意する、いやなオレ。 香港の正式なシュウマイはひき肉を使いません。 ● 卵ときくらげの炒め物 卵にちょっと細工をしてふんわり仕上げます。 今回はプチトマトも合わせてみました。 これにお粥につかった鶏肉とザーサイの和え物。 そしてお粥には欠かせない「油条」も自家製で添えました。 にほんブログ村 #
by ricocarlo
| 2016-06-19 18:13
| Cooking
3月のメニューはタイ料理。 今回のタイ料理は「定番じゃないけど、私が大好きなタイ料理」 っていう全く役に立つのか、立たないのかわかんない構成。 まず、チューリッヒのタイ料理屋さんでは、なかなかないであろう。 でもどうしても皆さんに食べて頂きたいっていうのがコンセプト。 3月のメニュー ● 茶巾包みの野菜春巻き 形がかわいいのですが、なかなか成形が手間取る曲者です。 一緒に添えるチリソースまで自家製で。 ● カイトゥン(タイの茶碗蒸し) 上にはひき肉で巻いた海老がのってます。 ● カオクルックサディーン (タイの混ぜご飯) 本来は「カピ」という、癖のあるタイのエビペースト(カピ)を使うのですが、教室では手に入りやすい(そして、ちょっとはくせも抑え気味)アンチョビで作りました。 周りの具材を混ぜ混ぜしながら頂きます。 にほんブログ村 #
by ricocarlo
| 2016-06-19 18:06
| Cooking
ID:kqwwq9 以前の投稿からなんとあっという間に4か月が過ぎてしまいました。 犬が来てから、同じように教室やケータリンがしてたら、ブログのアップにしわ寄せがきてしまいました。 そして、私がアップしなくてもこちらのブログで素敵にアップしてくださっていたりして・・・。 本当に感謝です。 取り急ぎ2月以降のレッスンについて順次アップさせて頂きます。 2月は通常スキー休暇でお休みをいただいているので、きっと参加者も少ないだろうなーと思ってたのですが、嬉しいことに沢山のお申し込みをいただきました。 お客様にお出しするには、ちょっとためらっちゃう?煮込み料理も家族や旦那様にだと気軽に出せますね。 バレンタインメニュー ● アボガドと卵のグラタン 簡単バージョンで作ったアボガドの中はとろとろ卵 ● 仔牛のほほ肉の赤ワイン煮込み ほほ肉を使ったことなかった―。 なんていうのかも知らなかった―。 でも今日からばっちり。 ● クラッシックチョコレートムース 定番のチョコレートムースですが、濃厚さが違います。 #
by ricocarlo
| 2016-06-19 17:56
| Cooking
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