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友人Sちゃんの旦那さまPさんの親友に、ショコラティエ(チョコレート職人)がいらっしゃるというのは、私が製菓学校に行き始めた頃から聞いていたのですが、とうとう、そのショコラティエDさん(以下D師匠)のアトリエに行かせて頂くことが現実に! D師匠は、過去バレンタインシーズンには日本のデパートのブースでデモをなさったりもしていました。 「イースターのうさぎを作成するので、良かったら来ない?」というお誘いに甘えて、土曜日の朝出かけていきました。 もう、楽しみで、楽しみで♪ ケーキの飾りに使う花びら程度のものは自分で作ってたけど、大物チョコレート作成は製菓学校を出て以来やってなかったので、もう見せて頂くだけでも十分と思っていたら。 アトリエに到着すると、(D師匠のご希望でアトリエの写真はなし)いきなり、カタログを渡されて、「ここから2つくらい選んでやってみて」と。 えーーっ。いいんですか? 作らせて頂いて。嬉しい♪ まず、選んだのが、卵を持ってる小さいうさぎさんだったんだけど、「それじゃ、すぐ終わってつまらないよ」といわれたので、23cmくらいの大作を選らばせて頂きました。 ここまでくると遠慮なくなってきました。 もうひとつは?カタログをぱらぱらめくってると、目が釘付けになった作品が。 D師匠に「これ、やってみたいんですが?」と言うと、「あー、これ、ちょっと細かくて難しいけど、まぁまぁ、やってみようか」とのこと。 作品も決まっていよいよ作業開始。 師匠はすでに、大量のビター、ミルク、ホワイトのチョコレートを大きなテンバリングの機械に用意して下さっています。 簡単に要領を説明していただいて、あとは「好意的放置プレイ♪」 師匠、その日はイースターうさぎの大量オーダーを受けていらっしゃって、もうアトリエの中は「うさぎだらけ」 いくらうさぎが「多産の象徴」とは言えども、もう「うさぎに酔いそう」状態です。 こんな、繁忙期にお誘いいただいて、ありがとうございます。足手まといにならないようにしますっ。と心に誓い、エプロンを着ける。 コルネ(紙で作った、小さい絞り袋)にチョコレートを詰めて、まずはやりやすそうな、大きなうさぎちゃんの目とか、シャツの襟のボタンとかをモールド(型)に埋めていきます。 ちなみにプロ用のモールドはとても高価で、しかも「洗剤で洗ってはいけない」のです。 大きいうさぎは、思いのほか順調に作業が進み、さてさて「師匠から難しいよ」と言われた作品へ。 まずは、目玉から・・・。もともとが細かい作品の上に、その中のうさぎのさらに小さい目玉。 やっちゃいました。目玉ではなく、これじゃあサングラスだよ。 自分の作業でお忙しい師匠に「これ、こんな風になっちゃったんですけど、あとでやり直していいですか?」と聞くと、師匠は「やっぱりね。」という表情をしながら、「ちょっとチョコレートが乾いてから、また考えようか」といわれました。 しかたがないので、他の部分をやりかけても、「木の枝」とか、「ハンモック」とか難題が・・・。 あー、私のばか。なんでこんなのを選んじゃったの。?モールド変えたいよぉぉぉ。 しかし師匠には私がそんなに苦労していないように見えたのか、「結構早く済んじゃいそうだから、さっきやめといた、小さいうさぎさんもやってみたら」と、私の前にさらにモールドが置かれる。 今日、帰れますかね、私? 作業中には、D師匠のお母様が(アトリエが、お母様のアパートの下にあるため)何度も、「オレンジジュースとか、リベラとか要らない?」と聞きに来てくださったり、早速出来上がったうさぎちゃんをお客様が引き取りに来られたりとか、なんだかんだと慌ただしいなか、作業は黙々と進められます。 モールドは通常、2つで一組。前後、あるいは左右対称にあわせていきます。 細かいところはコルネで埋めて、大きい部分は、はけや筆を使って埋めていきます。 2つのモールドを合わせて、最後は、チョコレートを流し込んで、強化させます。 サングラスのうさぎも、どうにか修正できて、3作品が出来上がりました。 作品その1 パーティーうさぎ(私、命名) 片側には、スティック、もう片側の手にはハットを持っています。 作品その2 うさぎとハンモック(また 私命名) これがとっても辛かった。 サイズは横12cm程。目が復活しています。 作品その3 たまご運び (またまた私命名) 追加で作った作品。 その2に比べれば簡単 終わった作品は師匠が綺麗にパッキングしてくださって、無事おうちに持って帰れました。 D師匠、ありがとうございました!そしてD師匠を紹介してくださった、Sちゃんご夫妻ありがとうございました。
by ricocarlo
| 2009-03-29 17:50
| Cooking
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