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「泥沼と救世主」 スパに行きませんか?という素敵なお誘いにいそいそと出かけたとこまでは良かった。 そのスパを通り越してしまった。 もうちょっと先まで行ってUターンすればよかったんだけど、ほとんど車の通らない道だから「もういいや。ここでUターンしちゃえ。ちょっと原っぱにはみ出ちゃうけど。」とUターンしたら。 その原っぱ…。下が完全な「泥沼でしたーーーー。」はみ出たタイヤは泥沼にとられ、右側のタイヤを出そうとしたら、どんどんぬかるみにはまり、それだけじゃなくて、傾斜してる原っぱだから車が道路からどんどん遠くなっていく―――。 おいおい、この車、四駆やろがー。と叫んでも時遅し。 その図はさながら「ネバーエンディングストーリ―」の「悲しみの沼にとらわれた、馬のアルタクス」 実は我が家、TCS(日本でいうJAF)に加盟してなくてですね。 旦那さんによれば「車が故障したら、メーカーのコールセンターのサービス呼べばいいから。」とのこと。 えっと、勝手にUターン失敗して泥沼抜けれないのは故障ではないですよね? 取りあえずエンジン切って、ちょっと冷静になろうと考えたところ…。 一台の車が通りかかりました。 運転してた男性が車をとめて、「大丈夫ーーー?」と聞いてきてくれました。 私、「いやー。 大丈夫じゃないです。 もう抜け出せなくなっちゃって。」と答えると、 男性、「じゃー。助けてあげるよ。 僕の車と結んで牽引すればいい。 牽引ロープ持ってる?」 私、「…えーっと。 持ってないです。」 男性、「あっ、じゃ。僕持ってるかも。 ちょっと待って。 トランクごそごそ…。ないわ。 じゃ、あの家の人に聞いてみよう。」 と多分、この原っぱの持ち主でもあるであろう家にスタスタと歩き出す男性。 ちなみにこの時、雨ざざ降りです。 私も男性も傘なし。 日曜の朝の10時にピンポン鳴らされた家の方もかなりいい迷惑です。 で中年の(って私もだけど)女性が、対応してくださいました。 しかし、旦那さんが今、でかけていないから牽引ロープがないとのこと。 あー、万事休すか?と思ったら。 おばさんが「もういっそのこと、ゆっくり原っぱを下まで降りてって、農道にでて、そっから、道路に戻ったら?」 との提案。 そうか! 上に上がって道路に戻ることばっかり考えてたけど、その手があったか? といっても、あくまで人様の私有地を車で思いっきり横切る感じなんですけどね。 すんません。 でその男性も「じゃ。そうしようか?」と。 はぁ。そうっすね。 で、ものは相談なんですけど、原っぱの下まで運転してもらえませんかね? 私、ここを滑るように下りるなんて、ムリx3。 なんだろ。 雪より泥の方が怖くなっちゃった。 雪道は「雪道運転講習」っていうのを一応受けてるんですよ。 私。 そのお優しい男性は「いいよ。」とさわやかに承諾してくれて、晴れて農道まで車を動かしてくれました。 ありがとうございましたーーー。と何度もお礼を言って、「すいません。改めてお礼したいんで、ご連絡先教えてください。」って言ったのですが、 「大丈夫、大丈夫。 気を付けて。」と言われて、結局教えてもらえませんでした。 これからは何かの時のために、ちょっとしたお菓子を車にのせとかんとね。 特に私のような、おっちょこちょいな人間は。 果たして、スパにも無事着いて、素敵な時間をすごさせて頂けました。 今日のスパツアーをアレンジしてくれたY子さん、ご一緒した皆さん。 ご心配をおかけしました。 指紋がなくなるくらい、お湯につかってしゃべくりまくって楽しかったです。 にほんブログ村
by ricocarlo
| 2016-02-01 04:33
| プチニュース
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