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救急で行ったZollikerbergの病院は、Carloのパパ、ママの行きつけ。 だからお見舞に来たことはあったけど、まさか自分がここに患者で来るとは・・・。 救急ユニットの個室(結構広くて、綺麗な)に通されて、着替えて早速栄養剤の点滴開始。 こんな大きな点滴。まるでもう今日は家に帰れないことを予告しているよう。 しばらく待っていると、綺麗な女医さんが来て、問診と触診。 「エコーとかよりCTで診たほうがよさそうだから、ちょっと上司のドクターと相談してくるわね。 手術って場合もあるかもしれないから、何も食べないでね。」 今、さらりとすごいこと言わなかった? 手術? しばらくして今度は、その上司のドクター&綺麗な女医さんが揃って登場。 再び問診と触診。 上司ドクターが「やっぱりCTでみてみようね。」 それから、看護士さんが造影剤が入った1リットルのお水を持ってきて、「45分後に検査だから、その間にこれ全部飲んでね」 とほほ。 やっと飲み切って車いすで移動。 CTって寝てるだけでしょ。 楽勝じゃん。 しかし、「腸の部分を取るCTスキャン」は楽勝じゃなかったらしい。 検査室のCTスキャンのベッドに寝かされて、またちょっと問診。 はっきり言って、さっき飲んだ1リットルのおかげで、すごくお手洗いに行きたいんですけど。 そしてその水が圧迫してか、もうお腹が以前にまして、すごーーーく痛いので、さっさと撮って欲しいですけど。 技師の人が「じゃあ、ちょっと左側を下にして寝てね」と言ったので、「そうよね。右を上にしないと撮りにくいのね」と思った私はまだまだ、「あまちゃん」でした。 それからその技師さんが私にしたこと・・・。 ■○※△・・・。書けません。 ただ、廊下で待つCarloの耳に届いた一言。 「Ich kann nicht mehr ・・・(もう、むりっくぅ)(涙声)」 恐怖体験の後は、いよいよ検査結果待ち。 ここからが長かった。 長く待たされるとあんまりいいこと考えないんだよねぇ。 「もし、手術とかなったら準備のために一回家に帰れると思う?」と不安いっぱいで聞いてる私に、「まずは、結果を聞いてからでしょ」と待合室から持ってきた新聞のクロスワードパズルをしながら、ムッチャ冷静に答えるCarlo。 時々、「お菓子の道具で最後がMで終わって、四文字はなにかなぁ?(答えFORM)」と聞いてきたり。 ここ家? やっと先生来てくれた。 結果は「Dickdarmsentzuendung」(直訳すれば、大腸炎?) 「手術はね、しなくていいけどね。(やったー)でも、2日間ほど入院して集中的に抗生物質の点滴を打ちましょね。(がーん)家にね抗生物質を持って帰ってもいいんだけど、やっぱり最初はこちらで治療して、あとは家で抗生物質をしばらく飲むことにしましょう。」 そしてきっちり2日間。 こちらにお世話になりました。 びっくりしたのは、「腸が悪くて入院しているのに、食事がまったく普通」 こんなん食べてていいの? 「全粥」がでてくるとは期待してませんでしたが、「仔牛のソテー」出されても。 ちょっと腸を病んでいるので、きっついです。 でも、すっごく甘いものが食べたくなって、Carloが来たときに病院併設のカフェで食べた、「クレームシュニッテ」がスイスで食べた2番目くらいに美味しかった。 (対抗馬はDavosのスキー場で食べた、グルメ友Aちゃんの一押し) あれだけ食べに、あの病院にお茶しに行ってもいいくらい。 こちらの病院、先生も看護士さんもすごく親切でした。 救われたぁ。 特に入院してからのアシスタントの先生が、すっごいイケメンでした。 まさしく、「砂漠のオアシス」
by ricocarlo
| 2009-07-28 15:16
| プチニュース
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